自律神経について
「自律神経の乱れ」や「自律神経失調症」などよく耳にする言葉だけど、実際どういう症状で原因なのかをまとめていきたいと思います。
目次
自律神経とは?
「なんとなく体の調子が悪い」と感じたら、自律神経が乱れている可能性が…
自立神経とは循環器や消化器、呼吸器などの活動を調整するための神経です。自分の意思とは関係なく、24時間働き続けてくれています。自動的に活動する神経で、呼吸・血液循環・体温調節・消化・排泄・生殖・免疫などの機能を無意識に調整しており、人が生きていくために必ず必要な神経です。
原因①
「自律神経の乱れ」には、さまざまな理由がありますが、代表的なのは不規則な生活やストレス。特に女性の場合、生理などの女性ホルモンの分泌量の乱れが自律神経に影響を与えるケースがあります。女性ホルモンの乱れが、直接的に自律神経に影響するというわけではなく、間接的に影響する可能性があります。 女性ホルモンは卵巣から分泌されますが、女性ホルモンを分泌するように卵巣に指令を出しているのが脳の「視床下部」と呼ばれる部分です。 同時に自律神経の働きをコントロールしているのも、「視床下部」です。女性ホルモンの分泌量が多すぎたり少なすぎたりすると、視床下部は女性ホルモンの分泌量をコントロールしようとすることで忙しくなってしまい、視床下部が混乱して自律神経にうまく指令を出すことができなくなります。その結果、自律神経はうまく働くことができず乱れてしまう可能性が出ます。
女性の閉経は上記の視床下部が混乱しやすいタイミングになります。 閉経後は卵巣から女性ホルモンが分泌されなくなります。視床下部は、その状態を女性ホルモンが足りないと判断し、 何とか卵巣を機能させて女性ホルモンを分泌させようと命令を多発します。
閉経前後の更年期を迎えた女性に、のぼせや発汗、めまいなどの症状が出るのは、女性ホルモンが関係する自律神経の乱れが影響しているからだと言われています。
原因②
日中の神経と、安静時や夜に活発になる副交感神経の2つのバランスが崩れたときに自律神経は乱れます。原因としては不規則な生活や過度のストレスで誘発します。何らかの身体疾患に随伴する場合、うつ病や不安症の症状の一部として症状が出てしまう場合もあります。自律神経のバランスが崩れる時、人間関係や仕事のプレッシャーなどの精神的ストレスや過労、さらに光や音、温度などの身体的ストレスも誘因のきっかけに挙げられます。
症状
自律神経は全身の器官をコントロールしているため、そのバランスが崩れてしまうとさまざまな症状が現れます。調子がわるい、疲れやすい、めまい、ふらつき、のぼせ、冷え、頭痛、耳鳴り、動悸、関節の痛み、便秘、下痢、生理不順、口や喉の不快感、頻尿、残尿感、発汗、肩凝りなど症状には個人差が大きいです。
複数の症状が別々に現れることもあれば、同時に3つ、4つの症状が重なることもあるそうです。自律神経からくる精神症状としては、イライラや不安、不眠、記憶力や集中力の低下、感情の起伏が激しくなるといったものもあります。
自律神経が乱れると、ぐっすり眠れなくなって睡眠不足に陥ったり、腸の働きが低下してしまう場合もあります。
直接的ではないものの、元気な生活を送れなくなり、間接的に体にはもちろんお肌にも影響を及ぼします。
お肌のへ影響
・睡眠不足からくるターンオーバーの乱れ。
・ホルモンバランスによる吹き出物
・体調不良からくる疲れた表情
対策
睡眠不足や内臓の不調は肌荒れの原因にもなるので、早めに対処しましょう。
自律神経が乱れないように、ホルモンバランスを整えることも効果的です。普段の生活を見直し、 ストレスをためないようにリラックスできる時間を設け、バランスの良い食事を心がけましょう。豆腐や豆乳など、女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンを含む食品を積極的に摂取することもおすすめです。
まとめ
筆者も、学生時代に原因不明で倒れてしまったことが何度もあり、貧血かな?と軽く考えておりましたが、検査したところ「自律神経失調症」と診断されました。
直接的な治療法はなく、ホルモンバランスとストレスに気を付けるようにしています。
自律神経の乱れは精神的ダメージも起こしてしまう場合があるので、直接の原因でお肌にダメージがあるわけではないですが、自律神経の乱れ→睡眠不足やホルモンバランスの乱れ→お肌に影響と負のループなってしまうので、普段のスキンケアはもちろんですが、メンタルケアもお肌の大事なケアになります。まずは心と体の健康から始めましょう!