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春の乾燥肌の原因は?

春になって嬉しい気持ちも束の間、、、

肌が乾燥するなど、違和感を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「いつもより肌が乾燥する」、「肌に潤いを与えるのに良い化粧品を教えてほしい」

といったお声を聞く機会も多くなっています。

では、春の肌の乾燥はどういったことが理由になっているのでしょうか?

乾燥肌とは

そもそも乾燥肌とは、どういった状態なのでしょうか?

乾燥肌とは、表皮の角質層の水分量が減ってしまい、お肌が十分な水分を抱えていられなくなった状態の肌のことです。

通常、健康な肌は角質層に約20~30%の水分が含まれています。

しかし、これよりも水分が少なくなると「乾燥肌」となります。

お肌は、バリア機能を有しており、水分を維持して肌を外部刺激から守ってくれています。

しかし、加齢やストレスなどによってバリア機能が十分にはたらかなくなると、水分量が低下しがちです。

また、ターンオーバーも乱れがちになります。

お肌の乾燥が続けば、さまざまな肌悩み、肌老化の原因となり、美肌から遠ざかってしまいます。

乾燥肌の原因

乾燥肌の原因は人によって様々ですが、多くの方に起こりがちな原因をご紹介します。

気温の変化

春になると全体的に気温、湿度ともに上昇します。

しかし、3月の相対湿度は東京では60%前後で、地域によってはそれ以下の場合もあります。

その為、春でも必ずしも湿度が高いとはいえず乾燥している可能性も高いのです。

また、1日の中では、日中はあたたかい陽気であっても、夜には冷え込むことも少なくありません。

つまり、春は昼夜の寒暖差が激しいのです。

また、3月や4月初旬などは、日によっても温かい日と寒い日があり温度差が大きいこともあります。

気温の差が激しいと、肌がついていけなくなり、油分と水分のバランスが崩れて乾燥肌になってしまいます。

春は花粉や黄砂の影響

春はスギやヒノキ、ブナなどの花粉が飛散しています。

また、黄砂やPM2.5の濃度が上昇する傾向があることも特徴的です。

お肌がこれらのアレルゲンにさらされることで乾燥肌につながります。

また、花粉症が皮膚で発症すれば花粉症皮膚炎になってしまいます。

このほか、風などによって汚れが顔に付着しやすく、肌荒れなどを引き起こすリスクが高まってしまうのです。

紫外線ダメージ

紫外線のダメージを受けることで、肌のバリア機能が弱まり、皮脂が減って乾燥肌を生じさせることがあります。

ですから、この季節から日焼け止めを使うことも必要です。

紫外線は一年中降り注いでいるので、出来れば一年を通して日焼け止めを塗ることが好ましいです。

また、春は紫外線以外の有害光線であるブルーライトや近赤外線の照射も増えます。

これらも乾燥肌や肌老化の原因となります。

春は環境変化によるストレスが増える

3月や4月は新生活が始まる時期でもあります。

就職、転職、異動や引っ越しなどで今までの環境と一変するという方も多いのでは?

そういった変化は、ストレスとして蓄積し肌荒れの原因になりやすいです。

ストレスが溜まると、自律神経が乱れてホルモンバランスが崩れやすくなります。

その結果、乾燥肌になったり、一時的な敏感肌である乾燥性敏感肌やゆらぎ肌になってしまうこともあるのです!

春のスキンケア

ここでは、春のスキンケアで気を付けるべきことをご紹介します。

しっかり保湿!

今の時期のスキンケアは、一番に保湿を行うことが重要です。

特に春の初め頃はまだ寒い日もあるので、油断せずに丁寧に保湿をしましょう。

お肌の状態にもよりますが、化粧水と美容液を基本として、

乳液または保湿クリームを使い水分と油分のバランスが取れた保湿ケアを行うことが大切です。

化粧水だけで終わらせてしまうと、逆にお肌が乾燥してしまう可能性もあるので、

乳液や保湿クリームで保護するようにしましょう!

紫外線対策!

紫外線は、乾燥肌の原因となるだけでなく肌老化を進めてしまいます。

紫外線による肌老化を光老化といいますが、肌にたるみをもたらし、シワやほうれい線を早く目立たせるのです。

なぜなら、紫外線A波は真皮まで到達して線維芽細胞を劣化させ、コラーゲン、エラスチンにダメージを与えるからです。

また、紫外線を浴びると肌を守ろうとメラニン色素がつくり出され、

上手く排出されない場合にはシミとして残ってしまうことがあるので注意が必要です。

だからこそ、乾燥肌だけでなく、エイジングサインの予防のために春の紫外線対策は大切です。

春の外出時は、日焼け止め、長袖の衣類、UVカットサングラスなどを着用して紫外線対策を行いましょう。

日焼け止めは、塗る量が不十分だと効果が下がります。

その為、使用説明書を読み十分な量を肌に塗ることがポイントです。

なお、頬骨あたりは紫外線によるシミができやすいので、少し厚めに塗っても良いでしょう。

クレンジングや洗顔にも気を使って!

顔に付着したアレルゲンや汚れを取って顔を清潔にするために、春のクレンジングや洗顔は重要なポイントとなります。

まず、クレンジングは正しい方法をマスターすることが必要です。

クレンジングはメイクを落とすためには必要なものですが、お肌に一番負担がかかりやすいプロセスです。

そのため、やさしく行うことがコツといえます。

また、すすぎまで含めてトータル1分から1分30秒程度で終わらせるように心がけましょう。

クレンジングにはいくつか種類がありますが、ナチュラルメイクの方がデイリーに使うなら、

お肌に優しいクレンジングクリームやクレンジングジェル、クレンジングミルクが良いでしょう。

クレンジングは、とにかくこすらないことを意識しましょう。

ゴシゴシこすってしまうと、ただでさえ汚れによって負担がかかっている肌を傷つけてしまうリスクがあります。

クレンジングを適量手に取り、Tゾーン、Uゾーン、目元・口元の順で伸ばしてメイクオフします。

乾燥肌を防ぐ為に控えたい食事

お肌の乾燥を加速させてしまう為、避けた方が良い食事をご紹介します!

炭水化物や糖質・脂質に偏った食事

パスタやラーメン、うどんなどといった炭水化物ばかりの食事や、

お肉中心の食生活は栄養バランスが取りにくく、肌の生成に必要な栄養素が不足してしまいます。

さらに、糖質や脂質の代謝にはビタミンB群が消費されるので、

肌に必要な栄養素がそれだけ行き渡らない可能性もあります。

添加物の多い食べ物

私たちの肝臓は体内に入る有害物質や添加物を代謝・分解して無害化する働きを担っています。

日頃から有害物質の多い添加物だらけのインスタント食品を多く取っていると肝臓に負担をかけ、

肝臓は肌に必要な栄養素などをうまく供給できなくなり、肌荒れの原因となります。

カフェインやお酒

カフェインはビタミンCを破壊するほか、ミネラルを体外に排出させてしまいます。

またお酒にもビタミンCやビタミンEの働きを妨げる働きがあるうえに、

アルコールを分解する過程で水分が大量に必要になるため、

身体が水分不足に陥ってしまい肌の乾燥を招く原因となります。

乾燥に効く栄養素

肌によいといわれている栄養素はたくさんありますが、特に代表的な栄養素をご紹介致します。

ビタミンA

〈効果〉皮膚や粘膜のうるおいを維持する、新陳代謝を活発にする

〈多く含まれている食材〉レバー、ウナギ、アナゴ、サバ・イワシなどの青魚、乳製品、卵、緑黄色野菜、ノリ、ワカメ、緑茶など

ビタミンB

〈効果〉新陳代謝を活発にする、肌が乾燥することで起きる炎症を抑える

〈多く含まれている食材〉豚肉、レバー、卵、大豆、納豆など

ビタミンC

〈効果〉乾燥肌を防ぐために必要な肌のコラーゲンの生成を促す、

抗酸化作用 (皮膚の老化や炎症を進める血液中の増えすぎた活性酸素を除去する働き)

〈多く含まれている食材〉パプリカ、レモンなどをはじめとする野菜、果物

ビタミンE

〈効果〉血行を促進し、肌の新陳代謝を活発にする、

抗酸化作用 ・シワやたるみなどの老化を引き起こす過酸化脂質を分解する

〈多く含まれている食材〉ゴマ、アーモンド、ナッツ類、大豆、アボカドなど

セラミド

〈効果〉皮膚を外部の刺激から守り、角質層の水分を保持する

〈多く含まれている食材〉コンニャク、しらたき、大豆、黒豆、小豆、ひじき、ワカメなど

まとめ

冬は乾燥を防ぐために、保湿を徹底しているという方も多いかもしれませんが、春はいかがでしょうか?

春も花粉や紫外線など、乾燥しやすい状況が整っているということが分かりました。

普段のお肌のケアで保湿を心掛けることや、食生活を改めることで肌の潤いをupしていきましょう!

また、今の時期は肌が敏感になっているので、刺激の強いスキンケア化粧品は出来るだけ控えたいところですね。

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谷

美容大好きで今まで自己流で探求を続けてきましたが、
美容業界に入ったからには
根拠に基づいた美容法を追求していきたいと思い、
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