ヘアドネーションをやってみた
先日、人生初のヘアドネーションをしました!
目次
ヘアドネーションとは
ヘアドネーションとはNPO法人Japan Hair Donation & Charity(ジャーダック)に髪を寄付することです。
ジャーダックは寄付された髪だけで作ったメディカル・ウィッグを頭髪に悩みを抱える18歳以下の子どもたちに完全無償提供している日本で唯一のNPO法人です
なぜヘアドネーションが必要なのか
小児がんや生まれつき毛髪がないなど髪の毛に悩みをかかえる子供がたくさんいます。
大人向けのウィッグがたくさんあるのになぜ?と私も思っていました。
理由は
・大人と子供は頭の大きさが違うので子供は大人ウィッグが大きすぎる
・大人向けのウィッグは需要と市場が大きいので利益がでるためメーカーがたくさん作るが子供向けは頻繁に買い替えないため利益がなくメーカーもつくりたがらない。
また
現在はさまざまな材質の人工毛がでており種類はアクリル、ナイロン、ポリエステルとさまざまです。
人工毛であるアクリル、ポリエステルは価格も安く数千円からあります。
アクリル、ポリエステルはいわゆる若向けのポイントウィッグやコスプレなどにつかわれることが多いようです。人工毛は独自のテカリがあるので、人工毛部分が多いと、いかにもウィッグとわかるので、自然にみせるために人工毛と人毛のミックスなどのウィッグもあります。
その中でも人毛のみのウィッグは非常に高いのです。
百貨店の8階などにある高級ウィッグの価格は30万~など値の張るものが多いです。
病をかかえて治療費もかかるのにウィッグで何十万もかけるのは難しいですよね。
だからこそこの仕組みができたそうです。
ヘアドネーションの条件
ヘアドネーションに条件はありません。
カラー、パーマ、ストレートパーマ、白髪なんでもOKです!
唯一あるとすれば、31cm以上が望ましいということでしょうか。
31cm以下でももちろん寄付できますが、仕分け後にヘアケア剤などの研究開発に使われる「評価毛」または、美容師さんが練習で使用するカットマネキン用などに販売するそうです。
また一度、寄付された毛は黒く染めてストレートにするそうです。
なぜかというと、18歳以下は学生であるこが多いので校則など規定があるため
黒毛のストレートが望まれるそうです。
ヘアドネーションの流れ
ヘアドネーションの流れは以下になります。
美容院へ行く(指定美容院でなくてもOK)
加盟店サロンがありますが、それ以外のサロンでも自分で切ってもOKだそうです。
髪を切る
髪を小分けにわけてゴムで結びます。
これをバチンと切り落とし、ひとつのゴムにまとめてます。
筆ができそうです。
私は長さが32cmありました!
規定に達していてほっとしました。
この切れ目、少し白っぽいのですが、これは髪の中にしっかりタンパク質が残っているらしいです。カラーやパーマで乾燥した髪は真っ黒になるそうです。
レターパック等で自分で送る
今までは美容サロンが送ってくれていたそうですが2020年7月から自分で送ることになりました。
ただ、髪の送り方もNGがあります。
・ラップで巻く
・アルミホイルで巻く
・台紙にテープで巻く
・ホッチキスでとめる
・ボンドで毛先を接着する
しっかり使ってもらうために、規定の方法で送りましょう。
この長い髪が
BEFORE
AFTER
私は加盟店サロンでカットしたので流れも非常にスムーズでした。
申請書も印刷してくれて書き方も教えてくれました。申請書に書くことは性別、年齢、髪に加工してあるか(カラー、パーマあるかないか)くらいです。
レターパックに宛名が印刷された紙も貼ってくれました。
ヘアドネーションになれている美容サロンでやったほうが無難だなと思いました。
ヘアドネーションの知られざる苦労
私個人の意見ですが、ここに至るまでに苦労もありました。
20cmからなかなか伸びない!
20cmくらいまではそうたいした苦労はなかったのですが、年齢的なものなのか20cmからが伸びが遅く感じました。
髪がなかなか乾かない
これが一番の苦労でしょうか。
私の場合は、髪を乾かすのに毎日20分かかっていました。
疲れて眠たいのに、あーここからお風呂入って髪乾かして20分かーといつも思っていました。しかし、そこには原因があったのです。
髪が乾かない原因はストレートパーマだった
私が髪を乾かすのに20分もかかっていた理由は、なんとストレートパーマが原因でした。
日本人は70%ほどがクセ毛と言われています。
私もクセがあり、数年前からストレートパーマをかけはじめました。もう朝に何もしなくていいので、なんて楽なんだ!と思っていました。
どんなに髪がサラサラの人でも2割ほどはクセがあり、それが自然なボリュームを作っているそうです。なので10割ストレートにしてしまうとトップもストパーがかかるためぺターンとした髪になってしまいます。
ストレートパーマは髪と髪の間の隙間がなくなるため、水分を吸収し、塊になるためドライヤーの空気がはいらず乾きにくいそうです。
髪の毛を結ぶとまっすぐになるのは隙間がなく塊になっているからだそうです。
なるほど!だからあんなに時間がかかったのか!と納得でした。
おすすめグッズ
私の乾きにくい髪の必須アイテムがこれでした。
これがないと、タオルを巻いても毛先から水がぽたぽた・・・タオルに収まらない!
このターバンは髪をきゅっとまとめられて毛先までしっかり収まり、吸水性も良いので巻いておくだけである程度髪が乾きます。
AQUIS ヘアターバン
私はシンガポールのセフォラで買ったのですが、
日本には似たようなヘアターバンがたくさんあるので吸水性がよければ大丈夫だと思います。
まとめ
私がヘアドネーションをした感想は、
やってよかった!です。
自分が当たり前にあるものが他の人も当たり前にある訳ではありません。
困っている人の人生に少しでも花を咲かせることができるのなら、こんな嬉しいことはありません。達成感も相まって清々しいです。
さぁ、今日からまたスタートです。