はじめるなら早いうちに、目元ケア!
目元は、顔のパーツのどの部分よりも酷使され、疲れや加齢の影響が出やすい部分です。
目元の皮膚はほおの1/3程度で非常に薄い為、ダメージも受けやすく
年齢も現れやすい部分です。
適切な目元のケアを取り入れて若々しい目元を手に入れましょう!
目次
目元に年齢が出やすい理由
顔の中でも年齢や疲れが目立ちやすいのが目元と言われています。
全身の中でも目元の皮膚は特に薄く頬の1/3程度のためとてもデリケートです。
また、角層も薄い為、バリア機能が低いといった特徴もあります。
皮膚が薄い部分の為、血流・メラニン沈着・水分代謝の影響といった肌内部の影響も出やすいのです。
生まれ持った肌の性質にもよりますが、の下記の3つが主な要因となり、
実年齢よりも老けて見える目元を作り出してしまうのです。
・角質のうるおいを保つ保湿成分「コラーゲン」や「セラミド」といった物質の減少
・活性酵素が体内に蓄積することで起こる「細胞の酸化」
・女性ホルモンの分泌量の減少による「皮膚の菲薄化(皮膚がうすくなる)」
加齢のほかにも、日焼けや睡眠不足、ストレスなど、
悪い習慣が積み重なることによって疲れたような印象の目元になってしまうこともあります。
目元は第一印象を左右するため「加齢によるものは仕方がない」と諦めず、
後ほどご紹介する改善方法を試してみましょう。
目元の加齢で起きること
では、目元が加齢や日常生活の影響を受けるとどのような状態になってしまうのでしょうか?
まぶたがたるむ
加齢による目元の肌トラブルでよくあるものが、まぶたのたるみです。
加齢のほかにまぶたのたるみを引き起こす原因として、「外的要因」と「内的要因」の2つが挙げられます。
まず外的要因として挙げられるのが、乾燥と紫外線。
紫外線の中でも波長が長いUVAは、肌の弾力を保つ「真皮」にダメージを与えるため、
真皮を構成するコラーゲンやエラスチンなどを壊してしまうのです。
また、乾燥によるターンオーバーの乱れは、肌に水分を留める役割を持つ「バリア機能」の低下につながり、
肌のハリが失われる要因にもなります。
一方で内的要因としては活性酵素が挙げられます。
活性酵素とは呼吸によって私たちの体内に取り込まれた酸素の一部が、通常よりも活性化された状態になること。
活性酵素は本来ウイルスから体を守る役割がありますが、
増えすぎるとコラーゲンやエラスチンといった肌のハリを保つために欠かせない物質を傷つけてしまうのです。
まぶたがくぼむ
まぶたのくぼみの原因は、目の周りの皮下脂肪の減少や筋肉の衰えです。
眼輪筋は目の周りにある筋肉で、まぶたの開閉を行う役割があります。
眼輪筋は「瞼板前部(けんばんぜんぶ)」「隔膜前部(かくまくぜんぶ)」
「眼窩部(がんかぶ)」の3つの筋肉によって成り立っているのです。
私たちの目は1分間に約20回のまばたきを繰り返すため、日々酷使されているもの。
年を重ねるとこれらの筋肉に疲労がたまり、筋力が衰えてしまうのです。
またもともとやせ型の人は太っている人に比べて目元の皮下脂肪が少ないため、
よりまぶたのくぼみが目立ちやすくなる傾向があります。
目の開きが悪くなる
加齢によってまぶたを支える筋肉が緩くなると、
上まぶたが下に垂れ下がる、上まぶたがたるんで目の開きが悪くなる、
視野が狭くなるといった症状が現れることがあります。
このような症状がある方は、まぶたが垂れ下がって視野が狭くなる「眼瞼下垂(がんけんかすい)」の可能性があります。
眼瞼下垂は先天性のものもありますが、まぶたを支える眼瞼挙筋と
ミュラー筋の働きの弱まりによるものが原因となることが一般的です。
他にもハードコンタクトレンズの長期使用や白内障の手術などが原因となって眼瞼下垂を引き起こすこともあります。
眼瞼下垂を放置すると、視野の狭さから慢性的な眼精疲労になったり、眉間にしわができたりする原因になることも。
眼瞼下垂は60代以上の発症リスクが高い傾向がありますが、
若年層であっても上記でご紹介した症状が現れたら、早めに受診するようにしましょう。
目尻のしわが目立つ
目尻のしわの主な原因として、肌の乾燥や目の酷使、紫外線、加齢による眼輪筋の衰えが挙げられます。
目元の皮膚は薄く皮脂腺が少ないため、乾燥しやすい箇所です。
それぞれの原因について確認し、心当たりがある方は生活習慣の改善を試みてみましょう。
肌の乾燥
肌のハリと弾力を保つ真皮は、コラーゲンとエラスチンによって構成されています。
加齢によってこれらの物質が減少すると、肌のしわやたるみの原因になってしまうのです。
特に目尻は笑ったときにしわができやすいため、乾燥による「ちりめんじわ」ができやすい箇所です。
このような箇所の保湿ケアを重点的に行わないと、簡単にしわができてしまうため注意が必要です。
目元の症状を改善する方法
加齢によって目元にはさまざまな症状が現れることをご説明させていただきました。
これらの症状は対策次第である程度の改善が期待できます。
加齢による目元の症状を改善する方法は、セルフケアで改善が見込める場合があります。
今回はセルフケアの方法をご紹介致します。
保湿を入念に行う
加齢によって真皮の機能が弱くなると、
セラミドが不足して肌が乾燥しやすい状態になってしまいます。
セラミドとは肌の角質層に存在するうるおい成分のことで、
細胞同士の間にある水分を包み込んで逃さないようにする働きがあります。
バリア機能と深い関わりを持つ細胞間脂質のうち、半分以上がセラミドであると言われているのです。
十分な量のセラミドが存在する状態だと、表面がきめ細かくふっくらとした肌になります。
しかし、乾燥によってセラミドが不足しているとしわやたるみなどが起こりやすくなってしまうのです。
これらの症状の改善策として挙げられるのが、保湿を入念に行うことです。
肌の保湿に効果的な物質が、「天然セラミド」「ヒト型(バイオ)セラミド」「植物性セラミド」「疑似セラミド」の4つです。
これらが配合されている化粧水や乳液を使用することで、効果的に保湿できるでしょう。
眼輪筋を鍛えるトレーニングをする
目元は皮膚が薄いため、
マッサージでは摩擦が生じて色素沈着やたるみなどが起こることもあります。
そこでおすすめなのが眼輪筋を動かすトレーニングです。
加齢によって眼輪筋が硬くなると、たるみやしわなどが現れるようになります。
これからご紹介するトレーニングを実践し、加齢によるたるみやしわなどを緩和させましょう。
1.薬指の腹でまぶたを軽く引き上げ、まばたきを10回する
2.目頭と目尻の横に人差し指と中指の腹を添える
3.指の腹で眼輪筋に圧をかけながら、まばたきを10回する
4.人差し指と中指の腹をくっつけて、目尻に添える
5.指の腹で目尻に圧をかけるようにしながら、まばたきを10回する
この方法を1セット3回×1日3セット行うと、加齢によるたるみやしわの緩和が期待できます。
目元の皮膚はデリケートなため、思い切り圧をかけるのではなく、
「痛気持ちいい」と感じる程度の圧にすることが大切です。
目元を温める
目元を温めることで血行促進とともに、硬くなった筋肉をほぐせるため、
加齢によるたるみやしわ、疲れ目の緩和効果が期待できます。
市販のホットマスクのほか、温めた蒸しタオルの使用がおすすめです。
蒸しタオルの作り方は非常に簡単。タオルを水に濡らして固く絞ったら、
600Wの電子レンジで40秒程度加熱して触れてもやけどしない程度の温かさになったら完成です。
お風呂上りや寝る前などのリラックスタイムに取り入れてみると良いでしょう。
目元用クリームを使用する
目元の乾燥や小じわを防ぐ為に、目元用のクリームを付けることもおススメします。
化粧水や乳液を毎日使用している方は多くいらっしゃるかもしれませんが、
目元用クリームは使っていないという方は、案外多いように感じます。
目元は年齢が出やすい部分でもあるので、
クリームを使用して目元ケアを徹底することをおすすめします!
目元ケアをしているかしていないかで、数年後の目元の印象に差が出ます。
まとめ
目元は年齢が出やすい分、日頃のケアがものをいう部分でもあります。
ケアをしている人としていない人とでは、見た目年齢が全く異なるという事も!
いつまでも若々しい姿でいる為に、出来る限りのケアをすることを心掛けたいですね。
わたしも目元ケアは怠らないように意識して行っていきたいと思います。