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猫背

みなさんは猫背になっていませんか?

猫背は単に姿勢だけの問題ではなく、様々な原因を生む要因の一つなんです。という事で今回は猫背についてまとめていきたいと思います。

 

猫背とは?

人間の脊柱はもともとS字カーブのように湾曲していますが、猫背になるとそのカーブが強くなってしまうため身体に負担がかかりやすくなります。進行するとS字カーブがなくなり、背中全体が丸まってしまいます。気が付くと前かがみの姿勢で立っていたり、パソコンやスマホを見る時に背中が丸まっていることはありませんか?この背中が丸まった状態が「猫背」です。

猫背の姿勢が進行していくと肩が内に巻くようになり、なで肩気味になったり。姿勢が悪い状態で身体全体でバランスをとろうとするため、あごが前に突き出すようになったり、腰を反らすことで反り腰になったりと背中以外にも影響が現れてきます。

日常的に猫背になってしまう原因は、脳が正しい姿勢を間違って認識してしまうからです。楽だからといつも背筋を丸めた猫背の状態でいると、脳が「これが正しい姿勢だ」と勘違いしてしまいます。
猫背は実際には筋肉へ大きな負担がかかっており、身体を圧迫し続けてしまい、余計楽な姿勢を取ろうとすることで猫背はどんどん悪化していきます。

さらに猫背は見た目の悪さだけではなく、他にもデメリットの要因に繋がります。

 

猫背のデメリット

 

 

 

女性のデメリット

男女問わず猫背は、高齢になるほど増加していきますが、特に女性の方が猫背になりやすいといわれています。
その原因として、まず女性は男性に比べて、もともとの筋肉量が少なく筋力低下が起こりやすいです。そのため姿勢を保つのに必要な背中の筋肉が高齢になるほど徐々に弱くなったり、背中が丸まる姿勢になりやすいといわれています。
また、女性は骨粗鬆症になりやすい点も原因のひとつです。女性は閉経後ホルモン分泌量が急激に少なくなるため、骨が弱くなり骨粗鬆症なる方が増えます。弱くなった背の前方部分が損傷することもあり、これによって猫背の丸さが増加する原因にもなるのです。

猫背が原因の症状は、日々の生活で姿勢を意識することで軽減されたり改善されることも期待できます。

たかが猫背と甘く見ていると、症状はどんどん悪化していき、さらに高齢者の場合は、痴呆や認知症になる可能性も高くなります。

猫背によって繋がるデメリット

◆腰痛・椎間板ヘルニア

背中が丸まった悪い姿勢が続くと、背中が固まり、こりや腰痛の原因につながるといわれています

◆むくみやこり
血液の循環も悪くなるため、むくみやすい身体にもなってしまいます。

◆太りやすい身体になる
猫背の姿勢になると、上半身の傾きをかばうために下半身の膝が曲がり、骨盤が後ろに倒れる姿勢になります。すると、歩く時に足を強く蹴り出せなくなり、歩幅も狭く筋肉をあまり使わない歩き方になっていきます。結果、筋肉量がだんだんと落ちて太りやすい身体をつくってしまいます。

◆顔のたるみ・シワ
スマホを見たりパソコンをするときなどに、下を向く猫背の姿勢を長時間続けていると、おでこが下がり、目元に負担が大きくかかります。すると、目元周りの筋肉が衰え、目元のたるみやおでこのシワの原因になる可能性があります。

その他にも、次のような要因にもつながると言われています。

  • 脳梗塞、頭痛
  • 眼の疲れ
  • 腰痛、椎間板ヘルニア
  • 関節痛
  • 便秘、消化不良
  • 肺機能の低下
  • 免疫力の低下
  • 思考・判断力の低下
  • 自律神経の乱れ

 

猫背の原因

 

運動不足による筋力の低下

姿勢を維持するのに必要なお腹や背中の筋肉が衰えると、背中が丸まって猫背に近づいてしまいます。

衰えた筋力を回復させないと、猫背改善のために正しい姿勢を維持することも困難になってしまうのです。

換言すれば、猫背の予防と改善には、筋肉を鍛えることが効果的といえます。

 

長時間同じ姿勢のデスクワーク

デスクワークは長時間同じ姿勢を取ることが多く、背中や肩の筋肉の強張りを招きます。同時に、机に向かう姿勢を続けているうちに頭と机が接近し、背中が丸まってしまう点に注意が必要です。

背中が丸まった姿勢が習慣になりやすいデスクワークは、背中やお腹の筋肉が衰えやすい生活習慣といえます。日頃から背筋を伸ばすことを意識し、背中が丸まらないように配慮することが猫背に悩まされないためのポイントです

 

長時間のスマホ利用

スマホを使用しているときの姿勢は、背中が曲がって肩が内巻きになる傾向にあります。この姿勢は猫背を助長してしまいます。スマホを使用するとき、画面を覗き込むのが癖になっている人は、猫背になりやすい姿勢であることを自覚しましょう。スマホの長時間使用はストレートネックなどの症状の原因にもなり得ます。

スマホを使用する際には、背中を丸めないように気を配って猫背を予防しましょう。

 

気持ちからくる猫背

猫背と性格には意外な関係性があり、以下のような性格の方は猫背になりやすいと言われています。

  • ストレスを溜めやすい
  • 自分に自信が持てない
  • コミュニケーションが苦手

内向的な性格の方は自然と背中が丸まってしまうことが多く、猫背を引き起こしやすくなります。
また、猫背でうつむきがちになると、脳は「落ち込んでいる」と判断し、猫背になることでネガティブな気持ちが生まれる場合もあります。
猫背が癖になっている方は、常に脳が憂鬱と判断している可能性があるので、普段から背筋を伸ばすことを意識すると、不思議とポジティブな気持ちになれるでしょう。

 

猫背のタイプ

背中猫背

  • タイプ:背中全体が丸まったタイプの猫背
  • 特徴:大腰筋、大腿直筋、大胸筋などの筋肉が収縮している

腰猫背

  • タイプ:腰部分が丸くなり、身体が前かがみになるタイプの猫背
  • 特徴:大腰筋、大腿直筋、大胸筋に負担がかかって硬くなっている

顎猫背

  • タイプ:頭を突き出し、顔が前に出ているタイプの猫背
  • 特徴長時間のパソコンやスマートフォンの使用でなりやすい

お腹猫背

  • タイプ:反り腰でお腹が前に出ているタイプの猫背
  • 特徴:大腰筋、大腿直筋、大胸筋が硬く、伸びにくくなっている

猫背のタイプを知ることで、姿勢矯正もしやすくなります。

猫背+姿勢の悪いパターン

まとめ

何歳でも背筋の伸びた方はいつまでもカッコイイですし、ポジティブな印象がありますよね。長年の癖はすぐに直すことは難しいですが、少しずつ意識することで改善します。

未来のピシッとした自分を想像して頑張りましょう!

 

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