身体の中から紫外線対策!食べる日焼け止め
3月も終わりに近づき、紫外線が気になる季節になってきました。
紫外線によるシミやシワといった肌の老化を防ぐには、日焼け止めや日傘などの外からのケアだけではなく、食事など体の内側からの対策もとても大切です。
紫外線対策ができる食材はお肌に良い成分がたくさん入っているので、日焼け対策だけでなく美肌づくりにも有効です。
「食べる日焼け止め」とも呼ばれる食材を意識して取り入れ、身体の中から美しくなりましょう。
目次
活性酸素に打ち勝つ食材を
紫外線を浴びることによって発生する活性酸素。
活性酸素自体は人の身体にとって必要なものですが、紫外線の刺激によって過剰に発生するとメラニンを増やします。
さらに、髪や肌を若々しく保つために必要なたんぱく質を破壊してしまうのだとか。
それを防ぐために、人体にはもともと抗酸化物質が備わっていますが、20代をピークに年々減少してしまいます。
そのため、抗酸化作用のある食べ物を摂取し、老化防止や日焼け対策に努めましょう。
日焼け対策にはビタミンエース(ACE)!
日焼けした肌を回復させるためには、ビタミンの力が不可欠です。
中でもビタミンA、C、Eには高い抗酸化作用があり、紫外線を浴びることで生じた活性酸素を抑制して肌の老化を予防してくれます。
それぞれのビタミンの特徴と、これらを含む食材の例をお伝えしたいと思います。
ビタミンA
ビタミンAとは、レチノール、レチナール、レチノイン酸の総称で、植物に含まれるβ-カロテンを摂取すると体内でビタミンAに変換されます。
肌のハリや潤い、弾力を保ってくれる成分で、油を含む食品と一緒に摂ることで吸収率がアップします。
ビタミンAを多く含む食材…ニンジン、トマト、ブロッコリー、レバーなど
ビタミンC
ビタミンCとは、肌のコラーゲンを合成し、肌にダメージを与える活性酸素を抑えるので肌荒れを防ぎます。また、メラニン行きその沈着を防ぐので、シミやソバカスを防ぐ効果があります。
ビタミンCは一度にたくさん摂取しても、過剰なものは尿に排出されてしまうため、1日の中でこまめに摂るのがおすすめ。また、水に溶けやすく熱に弱い性質があるため、野菜サラダのようにできるだけ生で食べると効率よく摂取することができます。
ビタミンCを多く含む食材…パプリカ、レモン、キウイフルーツなど
ビタミンE
ビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれ、血行を良くし新陳代謝を促すことでシミやそばかすをできにくくし、活性酸素の発生を防ぎます。
またビタミンEは、ビタミンCやオイルと一緒に摂取することで、より効率よく吸収できます。
ビタミンEを多く含む食材…アーモンド、マカダミアナッツ、モロヘイヤ、かぼちゃなど
見落としがちな目の紫外線ケアにはアントシアニン
しっかり日差しを浴びた日は、目の疲れが気になる人も多いですよね。
サングラスや帽子で目に入る紫外線を避けるのと同時に、食事からのケアも大切です。
ぶるーべりーやナス、黒豆などに多く含まれるアントシアニンは、抗酸化作用が高く、目の機能を高め、疲れ目を改善してくれるのだとか。
アントシアニンは濃い紫色の部分に含まれているため、皮ごと食べましょう。
日焼け後に避けた方がいい食材は??
柑橘類
柑橘類には「ソラレン」という紫外線を吸収してしまう物質を含むので、朝や日中の摂取を控え、夕方から夜に食べるのがおすすめです。
コーヒーや紅茶
コーヒーや紅茶に含まれるカフェインには、利尿作用があります。この利尿作用は保湿成分を損なうことがあるため、摂りすぎは禁物。
さらに、この利尿作用が水溶性のビタミンB、ビタミンCを体に取り込む前に尿へと流してしまします。
アルコール
アルコールには血管を拡張し、日焼けによる炎症を起こしやすくする働きがあります。
また、利尿作用もあるため、日焼けが治りにくくなります。
まとめ
紫外線に負けない健康な肌を作るためには、日頃から偏った食事をせず、様々な栄養素をしっかり摂り、バランスの良い食事を心がけることが大切です。今年の夏は、体の外からの日焼け対策だけでなく、体の内からのケアも忘れずに実践して、強く美しい肌で過ごしましょう。