半年間、水なしで生き延びる驚異の生命力 スーパーフード モリンガ
突然ですが、モリンガを知っていますか?
モリンガは「奇跡の木」と呼ばれるほど栄養価の高い植物。
日本ではまだあまり馴染みがないかもしれませんが、世界三大美女の一人クレオパオラもそのオイルを愛用していたと言われるほど、美容と健康に特化したスーパーフードです。
食用としてはもちろん、ヨーロッパでは昔から美容クリームの材料として使われてきた高級品で、近年では海外セレブやモデル等の間で話題となり、日本でも関心が高まってきています。
今回は、そんな今注目のモリンガについてまとめました。
目次
モリンガとは
モリンガとはインドを原産とするワサビノキ科の植物で、インド以外にフィリピンやアフリカ、日本では沖縄など亜熱帯地域で生産・自生しています。
モリンガは植物の中で最も栄養価が高く、人間が必要とするすべての栄養素、ビタミン、必須アミノ酸、ポリフェノール、ギャバなどをバランスよく含んでいるため、別名「奇跡の木」「薬箱の木」とも呼ばれています。
もし食糧がなくなった場合にも、一本のモリンガの木さえあれば、人類が生きるために必要なすべての栄養素をモリンガから摂取することができるのだとか。
また、花や種、茎、根まですべての部分を余すところなく活用できることから、世界一無駄のない植物としても注目を浴びています。
半年間、水なしで生き延びる!?
モリンガの生命力は驚異的で、なんと1年で5~10mも成長するのだとか。
さらに半年間水を与えなくても育つほどの保水力を持ち、更に土壌を肥沃に回復する働きを持っています。
栄養豊富なモリンガ
この驚異の生命力は、モリンガの持つ豊富な栄養素とも関係しているのかもしれません。
モリンガの栄養素は約90種類以上もあり、美容に欠かせない成分も非常に多く含まれています。なんと、期待できる効果は約300種類にものぼるのだとか。
アンチエイジング効果の高いポリフェノールは赤ワインの約8倍、人間の肌や髪を構成する成分であるたんぱく質は卵の約2.4倍、肌や粘膜を健康にするβ―カロテンはかぼちゃの10倍、メラニンの生成抑制やコラーゲンの生産促進効果のあるビタミンCはレモンの20倍も含まれています。
気になる味は??
美容や健康に良くても、味が苦手だと続けられませんよね。
モリンガは渋みやクセがなく、緑茶や抹茶、よもぎのような味わいです。
パウダー状になって販売されているものが多く、水やお湯、牛乳などに溶かして飲んだり、お菓子やお料理に加えたりするとお子様も摂取しやすいでしょう。
スキンケアとしても
人間の肌はタンパク質によって構成されており、このたんぱく質が減少する事によりシワやたるみが生じます。よく耳にするコラーゲンやエラスチンもこのたんぱく質の1つです。
先述の通り、モリンガには卵の約2.4倍ものたんぱく質が含まれています。そのためスキンケアで肌表面に塗布することにより、シワをふっくらさせハリのある肌をサポート。
さらに最新の研究によると、モリンガから抽出されたエキスには、美の司令塔とも呼ばれる200以上の遺伝子を動かすカギとなるたんぱく質、Nrf2(ナーフツー)を活性化させる働きがあることが分かったそう。
加齢に伴い、肌本来が持つNrf2の活性が低下すると、ダメージに対する肌の抵抗力が弱まり、明らかなエイジングサインが表れ始めます。
そこでモリンガがNrf2を活性化させることにより、多くのエイジングケアの経路を一斉に起動させ、シワやくすみなどのエイジングサインにアプローチ。
若々しいハリのある肌へと導きます。
環境にもやさしいモリンガ
実はモリンガは、地球温暖化や水質改善にも一役買っています。
モリンガの成長には大量の二酸化炭素が必要です。この二酸化炭素の吸収量は、一般の植物の20倍。杉の木の40倍ともいわれています。
1世帯の二酸化炭素排出量は年間約4,480kg。これを吸収するには杉の木では約320本必要ですが、モリンガなら約10本でOKなのだとか。
さらにモリンガには汚染水の浄化作用もあります。
特に種子の脱脂物を濁った水に加えると、不純物を引きよせ浄化させるそう。
なんと実験では、90~99%のバクテリアを除去するという実験結果が報告されており、アフリカでは水質浄化のために使われている地域もあります。
まとめ
人間にも環境にもやさしいモリンガ。
自分が健康で美しくなると同時に、環境問題改善にもつながるとしたら、こんな良いことはないですよね。
毎日のスキンケアや食事にモリンガを取り入れてみてはいかがでしょうか。