女性の美容・健康とホルモンバランス
生理前にイライラしたり、身体がむくんで重い日が続いたかと思えば、はたまた朝から目ざめもスッキリ快調!と、女性の体調や気分の変化には目まぐるしいものがありますよね。
この変化はホルモンのバランスにより左右されています。
「今日は朝から運動したかったのに体が重くて、、」
「小さなことでイライラして1日がツライ、、」
そんな、どんよりとした気分をコントロールするには、自分自身のホルモンの周期を知り、整えることが重要です。
しっかりと理解して、無理せずはつらつとした毎日を目指しましょう!
目次
女性ホルモンとは
女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2種類のホルモンがあります。
エストロゲンは女性らしさを作るホルモンです。生理の終わりごろから排卵前にかけて多く分泌され、心も身体も絶好調!
一方、プロゲステロンは妊娠にとても重要なホルモンですが、排卵後から次の生理にかけて多く分泌され、この期間は心身ともに不調を訴えると言われています。
基礎体温でわかるホルモン周期
基礎体温とは、人間が生活していくうえで必要最低限のエネルギーのみを消費している時の体温です。人の体は動くとエネルギーが生じ体温に変動が出るため、朝目覚めてすぐの体を動かしていない時の体温を測ります。
女性ホルモンには体温を変動させる作用があります。
基礎体温をつけると生理予定日を推測することができるため、PMSへの心づもりや生理用品の準備といった備えに役立ちます。
個人差はありますが、基本的には28日前後の周期で基礎体温が変化していくのが一般的です。
月経期:月経の期間。生理開始日を1日目とします。
低温期:月経から排卵までの期間。
高温期:排卵後から次の月経までの期間。12~14日。
女性ホルモンの変化による心身の変化
月経期
生理開始とともに、女性ホルモンの分泌が減少します。
冷えや頭痛、めまいといったトラブルが出やすく、身体が重く疲れやすい時期です。
お肌の乾燥が気になったり、肌が敏感になる事も。
無理は禁物な時期です。
卵胞期(生理後1週間程度)
エストロゲンが盛んに分泌されます。
心身ともに調子が良く、女性が一番輝く時期です。
食欲が落ち着き代謝も上がる時期なので、ダイエットに最適です。
排卵期(排卵が起きる数日間)
排卵後からプロゲステロンの分泌がはじまります。
エストロゲン、プロゲステロン共に分泌が高まり、変化する時期です。
変化について行けないと、心身のバランスが崩れ不調が出ることもあるので、無理せず過ごしましょう。
黄体期(排卵後から生理前までの10日間程度)
心身ともに不安定な時期で、生理前1週間程度は特に敏感です。
生理が近づくにつれ体が重く、集中力が低下する傾向があります。
お肌のトラブルも起こりやすく、吹き出物やシミ、赤みにも注意が必要です。
イライラしたり、気分が落ち込みやすい時期なので、上手くリフレッシュすることが大切です。
ホルモンバランスの乱れは不調のはじまり
前述の通り、女性ホルモンは心身の状態に大きく関わっています。
ホルモンのバランスはとてもデリケートで、ストレスや睡眠不足、環境の変化などで簡単に崩れてしまいます。また、崩れたままにしてしまうと、生理不順やPMS、不妊症など女性特有の不調の原因にもなります。
ホルモンバランスを整えるには?
女性ホルモンは卵巣から分泌されますが、分泌を指示するのは脳の「視床下部」という場所です。視床下部は自律神経を司っており、ストレスや不規則な生活により自律神経が乱れると、女性ホルモンの分泌の乱れにつながるのだそう。
日頃から以下の点に気を付けるのがポイントです。
・過度なストレスを避ける
・良質な睡眠をとる
・栄養バランスのとれた食事を心がける
この他、リラックスするためにアロマテラピーを取り入れたり、ウォーキングなどの運動やストレッチをするのもオススメなのだそう。
また便秘が続くと自律神経の乱れにつながるため、納豆やみそなどの発酵食品や食物繊維をたっぷりとることも大切です。
まとめ
私自身、ホルモンの周期を調べてみると、「あの時の不調はきっとこれが原因だったんだ!」など、気付くことが多いです。
自分のホルモンの周期・バランスを意識し、精神的にも肉体的にも無理なく健康で健やかな毎日を目指したいですね。